営業日。
9時前に起床。シャワーを浴びて手早く身支度して出かける。マンションの駐輪場で大家さんに出くわしてポストにチラシを溜め込みすぎないように、と注意を受けた。
自転車を走らせてディープゾーンに到達。古道具の市場に初参戦するのだ。会場は周囲の雰囲気から若干浮いてるくらいのすげえ小綺麗な建物だった。HPで調べたところまず会員登録が必要とのことだったので、建物の中に入って目についたボスっぽいおばちゃんに「登録したいんですが」と声を掛けたら「初市の日は登録断ってるんですわ!」といきなりカマされる。HPには当日も登録できるって書いてたじゃねえかと思いながらも下手に出たらわりとあっさり登録してもらえたので良かった。
まったく勝手がわからいのでおばちゃんにちょいちょい質問しつつモノが雑然と並べられた建物内を物色。あと一時間ほどしたら競りが始まるので今のうちに出品物をチェックしてあたりをつけておけということらしい。良いと思うものは少なかった。でも初めての体験で楽しい。老若男女さまざまな買い手が犇めいていてそれも興味深かった。そろそろ始まるか、というタイミングで一緒に参加しようと連絡を取り合っていたツイッターの人も到着。一度建物の外に出て挨拶・談笑。私より10くらい若いのにしっかりした方だった。彼もこういう市は初めてとのこと。
開始予定時間を30分近く過ぎた頃に周囲がざわつき始め、市のスタッフが集まってきた。スタッフが着ている揃いのTシャツやパーカーにプリントしてある市の名称を模したロゴマークが明らかにTHRASHERとかFCRBをパロったもので笑えた。いよいよ競りが始まる。二人で端っこの方で見学する。流れとしては、商品は箱単位でスタッフの番頭的な人が開始価格を宣言して買い手がコールで答える形だった。全体的に凄いスピード感だった。番頭さんが簡単に商品説明したり反応の悪い商品については煽ったりするものの、競りの瞬間にモノの質を見極めることは一切できない速さで売買が終わる。開場から競りが始まるまでの時間で目星を付けるのが大事っぽい。見ててかなり面白かったけど実際に自分がコールできる気がしない。素振りが必要そう。そして落札価格は全体的に結構高めだと感じた。その価格で買って一体ナンボで値付けするんや…?と思うものが結構あった。競りの様子を見てたのはあまり興味のないジャンルだったから目利きが全くできてないだけなのだろうけど。気付けばタイムリミットが近づいていた。市の雰囲気が分かって良かった。結構頻繁に開いてるみたいだし自転車で行ける距離なのでちょこちょこ参加しようと思う。ツイッターの人も用事があるとのことで、また時間がある時にお茶でもしましょうと言って同じタイミングで離脱。
ツイッターの人と別れて近くのお店でカレーを食べる。何度も来てくれているお客さんの店で、ずっと行きたかったんだけどようやく伺えた。うちで買ってくれた皿に盛られたカレーはめちゃくちゃおいしくて大満足。ここも自転車で15分足らずで行けるので今後通いそう。
食後まだ時間があったので(今日は店は14時オープンということにしていた)、ちょっと自転車を飛ばしてキムチ屋さんまで行ってキムチとキンパをゲット。菊子さんが度々買ってきてくれる店で、非常に美味しくてすっかり気に入ってしまったのだ。今日はお返しに菊子さんの分も買い求めた。
店に戻ってくると13時を少し過ぎたくらい。余裕を持って準備して開店。14時前に改装工事の時にお世話になった左官屋さんが来て次期改装の相談。見積もりをとってもらうことになった。ぜひ実現したい内容なのだが、費用次第だな。仕事帰りの菊子さんをつかまえてキムチとキンパを渡せた。その後、買い物に出た菊子さんから高そうな刺し身と牛肉を貰った。ぜんぜんチャラにさせてくれない。ありがたくもらうけど。夕方から雨が降り出して客足が途絶えた。明日は土曜なのに朝からずっと雨らしい。クソ。